PeaceBlue


地球環境保護団体・ピースブルー

活動報告&活動予定

活動報告 2013年06月02日 静浦漁港 清掃活動

日時:2013年6月2日(日)
天気:晴れ
場所:静岡県沼津市 内浦漁港
作業名:内浦漁港清掃活動
主催:(財)日本釣振興会
共催:静浦漁業協同組合
協力:社団法人レジャー・スポーツダイビング産業協会P.D-FLY MARINA
参加人数:ダイバー・15名、陸上手伝い・15名 合計・30名

この度、環境保護活動の一環として海底清掃活動へ参加してきました。

作業内容は、漁港内岸壁の水深約5メートルの海底に沈んでいるゴミを回収するというものでした。
潜水時間は各自60分以内と決められており、水温は21~22℃、透明度は3~5メートル程でしたので、普段のファンダイビングと比べると異なることが多々ありました。

一番感じたことは、透明度が悪い中の作業で海底の沈殿物を巻き上げないようにフィンワークには注意していましたが、ゴミを回収する際にどうしても海底の沈殿物が巻き上がることもあり、少しの間でも一瞬にして視界がなくなるのには最初戸惑いもありましたので、ある程度のダイビングスキルがないと危険な作業であるということを実感しました。

また、必ずバディ同士で作業するとは限らない場面のあるので、自分の安全は自分で守れるスキルおよび判断力も必要になると感じました。
今回は水深も浅場で残圧などはあまり気にはなりませんでしたが、ストレスがかかる環境下での作業となるので、そのあたりのスキルも必須になると思います。

回収したゴミの中には車のタイヤや鉄パイプなどの産業廃棄物から鍋やフライパン、釣竿などさまざまなゴミが投棄されていて、回収したゴミはその都度、水面へ上がり待機している陸上班へ引き上げてもらい、その作業をひたすら60分繰り返しました。
結果としてダイバー18人で450kg回収することができました。

今回の海底清掃範囲は岸壁のみで沖に出ることはなく横の範囲は30~40メートルくらい?と限定されていましたが、60分ではまだ回収しきれないゴミもあり、人が捨てているゴミは思った以上にあるのだということを痛感しました。

作業後は漁協にてシャワーも借りることができて、器材片付け後には暖かい味噌汁も振舞っていただき、漁協の方々やいろいろな人たちが集まって協力することでこのような活動ができることはすばらしいと思いました。

環境保護活動は他にもやるべき事はたくさん出てくると思いますが、これからもこの海底清掃活動には積極的に参加していこうと思います。


※今回は、『(財)日本釣振興会』の依頼で『(社)レジャー・スポーツダイビング産業協会』がダイバーを募集、ピースブルーのメンバーが参加してきました。

<今回引き上げられたゴミ(主催者発表)>
■釣具
・釣竿 36本
・リール 1個
・ビニールバケツ 13個
■飲料容器
・ペットボトル 0本
・空き缶 278本
・空きビン 196本
合計 474本
■その他
(主なゴミ)
・タイヤ 26本
・タイヤホイール 6個
・バッテリー 3個
・掃除機 1個
・長靴 1個
・金属片 多数

総重量 950キロ(大まかな重量)

written by Yamakawa